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「ワインを楽しむことは人生を楽しむこと」 フランス・ワイン専門店J.P.M.さん ワインと歩んだ20年

「ワインは難しいもの」「ワインは高級で敷居が高いもの」そんなイメージでワインを捉えていませんか?
ワインは奥深く、理解が深まれば深まるほど味わいがより楽しめることは間違いありません。
しかし、ワインの楽しみ方は千差万別、それこそ奥深いもの。

  1. ワインは難しいものではない
  2. 圧巻の地下ワインセラー
  3. 厳選のワイン16本
  4. J.P.M.の歩み
  5. 苦難を乗り越えて20年
  6. 出会ったワインたち
  7. フランス、ボルドーのワイン事情
  8. ワインとの向き合い方
  9. 「知らないことはとてもいいこと」
  10. 「ワインは絶対1人なんかで飲まない」

ワインは難しいものではない。知らないことはとてもいいこと、発見したときの感動に価値があるんだから。

ノワロー ジョン=パスカルさん

こう話すのは福島県郡山市にあるフランス・ワイン専門店J.P.M. The Wine Companyのノワロー ジョン=パスカルさんと、ノワロー三起子さん。お二人はご夫婦でJ.P.M.を経営されています。 J.P.M.はブランドにこだわらず、直接フランスの生産者のもとへ足を運んで本当に美味しいワイン、本当にいいものを仕入れて販売しています。 どんなに小さな産地や、知られていない造り手でも、熱い情熱や哲学、ストーリーをもったワインを楽しんでほしい。そういったワインばかりを厳選しているので、J.P.M.に並ぶワインは日本の市場ではほとんど入手できないものばかりなんです。普段からワインを飲まれている方でも、見たことがない!と驚くようなJ.P.M.さんのワインたち。一般ではなかなか手に入りません!

そんな貴重なワインたち、なんとこの度ロワンでも、J.P.M.さん厳選のワインを販売させていただくことになりました!今回はこちらのパスカルさんと三起子さんに貴重なお話を聞くことができましたので、インタビュー記事としてまとめていこうと思います。厳選されたワインの紹介はもちろん、お二人のこれまでの道のりや苦難、ワインとの向き合い方や楽しみ方まで、楽しんでいただけたら幸いです!

圧巻の地下ワインセラー

ドアを開けると、お洒落で落ち着く雰囲気の事務所でパスカルさんと三起子さんが迎えてくださいます。1階の事務所から案内され階段を降りていくと地下へ、なんと地下室の一室がまるごとワインセラーとなっており、約1万本の貯蔵が可能となっています。圧巻のワインセラーからは隠れ家のような雰囲気があり、秘密基地に入っていくようなワクワク感がたまりません。試飲会もこの地下室の別室で行われています。

厳選のワイン16本

・2016年 シャトー・ピュイセルヴァン <赤ワイン>
・2019年 シャトー・ピュイセルヴァン <白ワイン>
・ドメーヌ・ムルベルジェ フィリップ・ド・グラス <白ワイン>
・2019年 ジュリアン・ド・サヴィニャック <ロゼワイン>
・2018年 ジュリアン・ド・サヴィニャック キュヴェ・リザ <白ワイン>
・2012年 シャトー・グリヌー ル・グランヴァン <赤ワイン>
・2019年 レ・カデ・ド・グルニエ ヴィオニエ <白ワイン>
・2016年 ドメーヌ・ド・グルニエ トンプリエール <赤ワイン>
・2016年 シャトー・ピュイセルヴァン ソンジュ <赤ワイン>
・2016年 HC シャトー・ウージェニ オートコレクション <赤ワイン>
・2018年 ラ・クーム・リュメ・ロ・カマン <白ワイン>
・2015年 クレモン・ド・リムー クーム・リュメ <スパークリングワイン>
・2017年 コート・ロティ ドメーヌ・クリストフ・ピション プロメス <赤ワイン>
・2017年 コンドリュ ドメーヌ・クリストフ・ピション カレス <白ワイン>
・2015年 レ・グランド・コスト ラ・ルーシュ <赤ワイン>
・2017年 ドメーヌ・ラ・ミジャンヌ メルロー <赤ワイン>

今回ロワンでお扱いする商品はこの16本のワイン。どれもパスカルさんがロワンのために選んで頂いたオリジナリティ溢れるワインです。

詳細情報はロワンオンラインショップより確認ができます。

ロワンオンラインショップで
パスカルさんの厳選ワインのお買いものはこちらです。

パスカルさんは、日本人の中でも33名しか保有していないWSET(Wine and Spirit Education Trust)認定、レベル4の資格を保有されています。お話している中でも、様々なワインのお話をしていただけるので、時間が経つことを忘れてインタビュー現場へ居座ってしまうロワンチームです。最初にお会いしたときに、私が「ワインを飲む」と表現したところ、「ワインは飲むのではなくテイスティングするもの」と、ワインは五感をもって感じとるものだと教えていただいたことをワインと向き合うたびに思い出します。

J.P.M.の歩み

料理の世界で生きていきたいと1992年フランス、ル・コルドン・ブルーパリ本校で料理を学ばれていた三起子さん。そのころ、米資系商社のパリ支店でアジア市場を担当していたパスカルさんと出会いました。ご友人同士のお付き合いで食事をしたことがきっかけです。そこから通訳などの仕事で2人の関係が深まっていったといいます。
当時はそこまでワインに接点がなかったというパスカルさん。当時フランスでは、ワインは古臭いものというイメージがあり、若者はあまり関心がなかったといいます。
フランスでワインと接するうちにどんどんのめり込んでいったのは三起子さんのほう。
数年間フランスに住み、来日したいと考えていたところ、結婚を期に1998年に来日をしJ.P.M.を立ち上げました。
当初はワインではなく、テーブルウェアをメインで輸入販売されていました。

ワインを売るきっかけはソムリエチャンピオンであるパスカルさんの伯父さまと故郷、フランスの南西部に位置するベルジュラックのワイン。パスカルさんの故郷ベルジュラックのワインのおいしさを日本の人々にも楽しんでもらいたい、そのような想いで、伯父さまの力も借りて希少ワインを開拓、そして日本での販売の道を切り開いてゆきました。

苦難を乗り越えて20年

創業20年を迎えられたJ.P.M.さん、これまでの道のりは平坦なものではありませんでした。創業当時、日本ではワインはまだまだ敷居が高い物、地方での認知度も今ほどまではなかったそうです。数十社、営業をかけても無名のワインや会社を本気で相手にはしてくれなかったといいます。

「1本のワインで報われた。」

そんな時に、あるホテルのシェフが真剣にJ.P.M.のワインと向き合ってくれたと言います。どんなに小さな産地、無名なワインでも、本当にいいもの、そのワインの味わいを評価をしてくれました。

そこで卸していたワインを、ある時お客様がラベルを持ち帰るほど喜んでくださいました。「今までの努力が報われた気がした」と三起子さん。それだけのことかもしれないが、この先どうしようと思い悩む日々に、その1本のワインが自信をもたせ奮い立たせてくれたといいます。

そのワインがこちらの2012年 シャトー・グリヌー ル・グランヴァン <赤ワイン>。
その話を聞いてからこのワインと目を合わせると、背筋がピンとのびた感覚がしました。香りはさっぱりと繊細で、どこか気品をまとうワインだなぁと感じます。

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出会ったワインたち

今回ロワンで取り扱う16本のワインはどれも、パスカルさんが展示会やブラインドテイスティングで出会って気に入ったもの。実際に作り手が集まる展示会には個性やストーリー、魅力のあるワインが、人知れずに散らばっているとパスカルさんはいいます。今回はそんな印象的なワインたちの中でも3本ピックアップをしました。
是非多くの人に味わっていただけたら嬉しいです!

2016年 シャトー・ピュイセルヴァン ソンジュ <赤ワイン>

《ソンジュ》とは日本語で夢想・空想の意味です。このワインのAOC(※)は、作り手であるダニエル・エケが作ったものになります。A.O.C.(=アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)とは、原産地統制呼称のことで、品質規格基準をクリアしたワインのみが国から認められる呼び名なのですが、ダニエルさんがこのベルジュラックのモンラベルという地区を一つのアペラシオンとして認めてもらえるように努力をし、産地を産地として認めさせたほどのクオリティを誇るワインとなっています。2003年ヴィンテージがジャパンワインチャレンジ2006で金メダルを獲得したほか、毎年、数々の コンクールで優れた賞を与えられている逸品とされています。ダニエルさんは元々、世界一の貴腐ワインとされるシャトーリケームの醸造家でしたが、ファミリービジネスである父のもとに戻り自分のワインを作り始めたすごい方なんだそう。パスカルさん「頑固だけどね(笑)」。2015年に来日されたダニエルさんのサインや写真なんかも見せていただくことができました。チャーミングな微笑みを浮かべる方でしたよ。料理はラタトゥイユ、うなぎの蒲焼、ビーフシチュー、チーズだったらブリーチーズのマリアージュがおすすめです。

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2016年 シャトー・ピュイセルヴァン ソンジュ <赤ワイン>のお買いものはこちらです。

2016年 HC シャトー・ウージェニ オートコレクション <赤ワイン>

樹齢50年以上の古木からとれる葡萄のみを原料にした非常に濃い赤ワインで、香りが驚くほど残ります。産地のカオールでは従来、濃い赤ワインが作られていました。その中でこのワインは若い作り手が頭となって、世界中のワインの研究を重ね、元々の土地のブドウの個性も生かしつつ新しい視点を入れながら挑戦をして生まれたものです。料理はビーフステーキや、豚のロース肉のロースト、チーズだったらカンタル、オッソ・イラッテ等のマリアージュがおすすめです。

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2018年 ジュリアン・ド・サヴィニャック キュヴェ・リザ <白ワイン>

この白ワインの特徴的なラベルは、リザという女性がモデルになっています。ベルジュラック在住のある富豪が、愛妻の誕生日の贈り物として、妻の名前である「Lisa(リザ)」を 銘柄名にしたワインを、このシャトーに造らせたのが、このワインの由来です。
ラベルはヴィンテージごとに変わって、毎年楽しみにしているファンも多いのだそう。
愛妻家のワインの象徴として、奥様との大切な日にこの贈りものはいかがでしょうか?
料理はボーフォールチーズのキッシュや、トルティーヤなどのマリアージュがおすすめです。

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フランス、ボルドーのワイン事情

ボルドーでは、生まれ育った土地で生まれたワインしか飲まない方も多いそうで、外国のワインしかり、フランス国内の別の産地のワインは飲まずに生涯を閉じる方もいるようです。ワインとはその土地の賜物、故郷を大切に想い故郷の土地とともに生きようとするワインへの哲学を感じます。フランスのピクニックでは、しっかりテーブルクロスをひいて、グラスでワインを飲むそうです。フランス流のピクニック、ぶどうの収穫の時期に合わせて体験してみたいものですね。他にも、アルコールが苦手な方でもワインの香りを楽しみたいと水でワインを割って飲んだりと、とてもカジュアルに日常にワイン文化が溶け込んでいるのだなぁと感じます。

ワインとの向き合い方

「おいしいものはおいしい、いいものはいい」「ワインは堅苦しかったり難しいものでも高価なものでもない」ワインに興味があるのに、そこで挫折したり敬遠してしまう必要なんてない。おいしい食事と、好きな人々と楽しく過ごすためのワインなんだ。マナーや知識があることに越したことはないけれど、人生はどれだけ大切な人との時間を楽しめるかだ。とご夫妻は語ります。

「知らないことはとてもいいこと」

香りを見つけて言葉にすることができないだけで、感じることは誰でもできる。ある時はチョコレートのような香りを感じることもあるし、時間の経過の中であれ?と感覚の変化を感じることもあります。それを発見をしたときの感動を大切にしてほしいとパスカルさんは言います。
その言葉を聞いて、誰でも気軽にワインを楽しんでいいのだなと気持ちが軽くなりました。その発見をその場にいる人たちと共有をして会話を楽しむ。結局人と人がつながることに価値があるとパスカルさん。 ワインを楽しむ時間帯や、過ごす人によっても味が変わるといいます。

「ワインは絶対1人なんかで飲まない」

パスカルさんは途中何度もこうおっしゃっていました。この一言にパスカルさんのワインへの価値観や想いを感じます。 ロワンのコンセプトも、かけがえのない記憶を大切にしてもらうことです。 大切な家族や恋人、仲間や恩師。ともに過ごす時間の中に、本当にいいワインがあれば幸せですよね。
まだまだ貴重なお話を聞きたい!と詰め寄ったところ、すっかり日が暮れていることに気がつきました。今日はもうここまで。

貴重なお時間とお話をいただいたJ.P.M.さんでは、ワインや食事を楽しむための様々なイベントを行われています。試飲会やフランスの家庭料理づくりを体験できる料理教室など精力的に活動されていますので、詳しくは公式HPを確認していただけたらと思います。 ブログではご夫妻のチャーミングな姿が確認できますよ。

おしゃべり中もフランスジョークが飛び交う和気藹々とした場所となっています。イベント中はご夫妻の生のフランス語を聞いて学べる場面もあるそうですよ!気になったら是非チェックしてみてくださいね。

NOIRAULT JEAN-PASCAL
ノワロー ジョン=パスカル プロフィール

WSET Level4 Diploma[Creating the Trade Professional] 1969年、フランス、ポワチエ生まれ。南西部ベルジュラック近郊のラランド村にて、幼少期から青年期までを過ごす。ボルドーの商科大学卒業後、在パリの米資系総合商社に勤務。日本を中心とするアジアの市場開拓を担当。日本人との結婚を機に来日。妻の実家のある福島県郡山市でフランスワインの輸入販売を中心とする(有)ワークステーション J.P.M.を設立。故郷ベルジュラックのワインの美味しさを日本に広めたい、という想いで始めたワイン輸入だが、現在はフランスの他地方のワインも数多く輸入。小さなインポーターだからこそ出来る、細やかなお客様への対応を心がけている。

NOIRAULT MIKIKO
ノワロー三起子 プロフィール

1968年、福島県白河市生まれ。高校までを福島県で過ごし、東京の大学へ。卒業後、フランスの料理学校「ル・コルドン・ブルー」代官山校の一期生として、フランス菓子と料理を学ぶ。当時、日本校ではカリキュラムがなかった上級コースを学ぶため渡仏。ル・コルドン・ブルーパリ本校を卒業後、ブルゴーニュ地方の4つ星ホテル&レストラン「シャトー・ド・シャイイ」で研修。結婚を機に帰国。在仏中に学んだフランス家庭料理をもとに、ワインと料理との相性をお客様にご提案し、フランスワインをもっと気軽に、日常的に楽しんで頂くためのお手伝いをしている。毎月開催の試飲会では、料理担当。フランス家庭料理の教室も開催している。

JPM The Wine Company

住所
〒963-8051 福島県郡山市八山田西三丁目41番地
TEL
024-922-5957
FAX
024-922-5958
公式サイト
https://wine-mura.com/
オンラインショップ
https://jpm-winemura.com/

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