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未開封のワインはどのように保存すればいい?のお悩み解決

「記念日やお祝いで何本かのワインセットをもらった」「このワインは記念日まで大切に保管しておきたい」と思った時、ワインの保存方法ってどうすればいいのかお悩みになったことはありませんか?ワインは生き物です。大切に保管しないと劣化してしまうおそれがありますよ。今回はワインの保存方法についてご紹介します。

ワインの消費期限について

未開封のワインを保存する前に、このワインの消費期限は?とお悩みになるかと思います。
調べるにもラベルに消費期限について記載はさせてないんですよね。

実はワインには消費期限はありません。

ワインは瓶に詰められた後でも熟成し、そのワインごとに熟成スピードは異なり、飲み頃が違いますので消費期限は決められていないのです。
未開封のワインを保存する際には、そのワインがどれくらいで熟成を向かえるのか、あらかじめ調べておくことが必要です。
リーズナブルなワインは、買った時がすでに飲み頃を向かえているのがほとんどですので覚えておいてくださいね。
大切なのことは、ワインを適切な環境に保管し劣化させないようにすることです。

開栓後のワインについて

開栓後のワインは空気に触れることで酸化がすすみ、味わいが落ちてしまいますのでお早めにお飲みになってください。

未開封のワイン、保存方法のポイントは3つ

未開封のワインを保存する際、ポイントは3つあります。
ポイントを押さえて劣化を防ぎ、熟成させ美味しい状態でワインをいただきましょう。

1つ目は光を避けましょう

ワインは日光や蛍光灯、白熱灯の光によって悪影響を受けます。
光を浴びることで還元臭の原因となります。

光から保護する為、木箱や段ボール箱、新聞紙に包むのがいいでしょう。

2つ目、ワインは種類により保存温度が違う。保存温度の上下が無いよう、一定の温度を心がけよう

ワインは温度変化の影響を非常に受けやすいです。
温度が高くても、低くても、ワインの成分が化学反応し悪影響をうけてしまいます。

夏や冬で保管場所を変えるのがいいでしょう。
夏は床下、押し入れなど涼しい場所、冬は暖房が効いてなく、涼しすぎない場所に保管してください。
冷蔵庫に保管する場合、野菜室がワインの保管に適しています。

ちなみに保存する時の温度と違い、
飲む時の温度はワインの種類、ワインの味わいによって変わってきます。

 よく冷やします 3〜7°
・スパークリングワイン
 白ワイン(ライトボディ)

 冷やします 7〜13°
・白ワイン(アロマティック)(フルボディ)
・ロゼワイン

 ワインセラーの温度 13〜16°

・赤ワイン(ライトボディ)
・赤ワイン(ミディアムボディ)

 室温 16〜20°

・赤ワイン(ミディアムボディ)
・赤ワイン(フルボディ)

3つ目、湿度は60〜80%、75%が理想的です

ワインのコルク乾燥に弱いです。コルクが乾き始めると、酸素がボトルに入ります。ワインの酸化の原因となってしまうのです。

また湿度が高すぎると、ラベルが損傷し、識別ができなくなってしまいます。

ワインを横に寝かせて保管するのは間違い!?

近年までワインを横に寝かせることでワインボトル内のコルクの乾燥を防ぐ役割があると信じられていました。しかし世界最大のコルク製造会社アモリムの研究博士Miguel Cabral博士はコルク栓の乾燥を防ぐ効果はなく、むしろワインの状態を悪化させる可能性すらあるとの研究結果を2018年6月発表しました。

研究結果の内容は

ワインの液面とコルクの間の空間(ヘッドスペース)の湿度は100パーセントである。そのため縦置きでも乾燥することはない。そして室内の湿度を保った環境で保存するのも、根拠の乏しい俗説であると指摘しました。

さらに古いワインによくあるコルクが縮んでしまう原因についても、長期期間コルクがワインに浸かった状態にしてしまうと、コルクの細胞構造の弱体化を加速させると指摘しました。

また最新の研究結果ではコルクとワインが反応してColklinsと呼ばれる物質が生成されることで、ワインの色合いや、苦味を与えたりするのではないかと指摘されています。

このような研究は、ワインの熟成に関してのプラス材料といえるでしょう。
ただ今まで常識であったワインは横にして寝かして保管するという方法へのリスクを提言したのは驚きでした。しかしコルクによるワインの劣化等は長い年月を要すると思われます。

そして3番目にあげた湿度による保存方法のポイントもこの研究結果で悪影響があるとは思えません。
どのような向きでワインボトルを保管するのかは、各々の判断になるでしょう。

今後ワインの保存方法についてどのような研究がされていくのか注目していきたいですね。

その他、ワインを保管する際の注意点として、
振動がない場所(振動により変質の原因となります)
におい移りがないところ(コルク栓から外気を通して匂いが移ってしまいます)が挙げられます。

ご家庭で気軽に保存する方法としては
冷蔵庫の野菜室に新聞紙などで包み保管するのがいいでしょう。

ワインセラーがあると便利

上記の悩みや問題点をすべて解決してくれるのがワインセラーです。
加えて2つの温度管理ができるワインセラーもあります。
つまり保存する温度と、飲み頃の温度調整ができるんです。
あとはご家庭にワインセラーとなるとスペースがきになりますよね。
ワインセラーは小型から大型のものまでさまざまな種類があります。
小型のものは、ワインを8本から保管でき、スペースもとりません。
おしゃれなものも沢山ありますので、ワインを飲む楽しみがさらに向上することでしょう。
貴重なワインや大切なワインを保管するにはワインセラーは欠かせないですね。
ワイン好きで保存方法にお困りの方、ワインセラーのご購入を検討してみてはいかがでしょうか?ワイン好きな方はワインセラーのガラス越しにワインボトルを観てるだけで幸せな気分に浸ってしまうものです。

まとめ

未開封のワインの保存方法について参考になりましたでしょうか?
きちんと保存することで、ワインの熟成を促し、劣化を防ぐことになります。
丁寧に保管し、ベストな状態のワインを楽しみたいですね。

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