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デキャンタージュをして、ワインをもっと美味しく味わったのはいいけど、
「このデキャンタをどうやって洗えばいいんだろう?」と思ったことはありませんか?
「おしゃれな形が多くて、洗いたいところに手が届かない!!」なんて経験された方も多いのではと思います。
綺麗に洗えたと思っていても、デキャンタに水滴の跡が残ってしまったりとデキャンタのお手入れ方法は難しいですよね。
そこで今回は、デキャンタのお手入れ方法についてお伝えします!正しいお手入れ方法を学んで、魅せるデキャンタを維持しましょう!
デキャンタを使用するときといえば、ワインの味がまろやかになったり、香りが良くなったりする以外に、デキャンタージュされているときも美しいですよね!
赤ワインが踊っているように魅せてくれる、透明で綺麗なガラスのデキャンタ。
でももし、洗浄が不十分なために赤ワインの色がうっすらと付くようになってきたり、洗い残しや、洗った後の水滴の跡などが付いていたらどうでしょうか?
それだけでなく、汚れなどがそのままどんどん蓄積されてしまうと、デキャンタージュしたときのワインの味が変わってしまう、なんてこともあるかもしれません。
そうならないためにも、正しいお手入れ方法を学んでいきましょう!
まずはデキャンタに付いているワインなどの汚れを取っていきましょう!
奥までなかなか手が届きにくいデキャンタですが、ピカピカに洗える方法を3つお伝えします!
・デキャンタブラシで洗う方法
実はデキャンタ専用ブラシというものがあるんです。
グネグネと曲がるため、デキャンタの隅々までブラシが行き渡り、底も洗いやすくなっています。
もちろん優しい素材で作られているので、デキャンタを傷つけることはありません。
・マイクロガラスクリーナーで洗う方法
ワインを入れたデキャンタをずっとそのまま放置してしまったり、デキャンタブラシでも落ちない頑固な汚れに試す価値ありです!
安全な天然成分で出来ているので、胃カメラなどの医療用器具の洗浄などにも使われています。微生物分解されるので環境にも優しいです。
・岩塩で洗う方法
イタリアやフランスの家庭では、岩塩を使ってデキャンタを洗っています。以下のような方法です。
1.デキャンタの中にお湯をいれて、1~2分放置します。
2.お湯を捨てて、岩塩をデキャンタの中に入れます。
3.岩塩を全体に行き渡らせるように、デキャンタを傾けたり、振ったりします。
4.最後に岩塩を水で洗い流しましょう!
一般に水の中には、マグネシウムやカルシウム、鉄分などの成分が溶け込んでいるため、デキャンタの中をきれいに洗ったとしても、そのまま自然乾燥させてしまうと、必ずウォータースポットが発生してしまいます。
ウォータースポットとは、簡単にいうと水垢のことで、水に含まれているマグネシウムやカルシムなどが水滴として付着し、乾燥するとそのまま跡が残ってしまいます。
このウォータースポットは一度発生してしまうとなかなか綺麗に取り除くのは難しいです。
跡が残らないうちにクロスで拭きたいところですが、デキャンタの中となると簡単には拭けないですよね。
そこで使うのは、「精製水」です!ウォータースポットの原因である、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを取り除いてくれる効果があります。
デキャンタを洗った後に、内部の水に触れたところをまんべんなく精製水でながしてください。
そうすることでウォータースポットが出来にくくなりますよ!
デキャンタ内部をきれいに洗い、精製水できちんとケアができたら、今度は表面をクロスで拭いていきましょう!
デキャンタはガラスで出来ていますし、少しの傷も付けたくないものです。
そんなときおすすめなのは、マイクロファイバーでできたクロスです!
繊維がけば立たずやさしくスムーズに水滴を取り除くことができます。
クロスで拭いた後は、精製水で流したデキャンタ内を乾燥させましょう!
デキャンタドライヤーというデキャンタを乾燥させるためのグッズがあります。
デキャンタを安定させて乾かすことができるので、大変便利です!
乾燥以外にも、デキャンタのディスプレイとしても活用できますよ!
今回はデキャンタのお手入れ方法についてご紹介しました。
少し面倒に感じる部分もあるかもしれませんが、お手入れをしっかりしてあげることによって、デキャンタの品質が保たれます。すると、デキャンタージュの質もあがりますし、私たちの気持ちもあがりますよね!
みなさんがお持ちのデキャンタたちにも、ご紹介したお手入れ方法をぜひ実践してみてみましょう!そしてよりよいワインの味わいが楽しめますように!!