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ワインは他のお酒と比べて酔いやすい!?気になる疑問にお答えします!!

あなたはワインのんでいてビールやチューハイに比べて酔いやすいですか?それとものみやすく感じますか?
ワインのアルコール度数は平均12%前後です。
それに比べてビールは5%・チューハイは7%となっています。
酔いやすい、酔いにくいにはアルコール度数だけではなく、
アルコールを体内で吸収するメカニズムが関係しているんです。
楽しく上手にお酒とお付き合いする為に、ぜひ理解しておいてください!!

  1. 目次
  2. 酔いの正体!!体内のメカニズムを知るためにアルコールを化学的に分析
  3. アルコール度数だけでは無い!!酔いやすいお酒
  4. 生まれつきで体質が決まっている!?遺伝でお酒に強い人、弱い人は決まる!!
  5. 対策として手軽にできるお酒に酔いにくくする方法4つ
  6. まとめ

酔いの正体!!
体内のメカニズムを知るためにアルコールを化学的に分析

アルコールはエタノール、メタノール、プロパノールが主にありますが、一般的にお酒としてのまれるのはエタノールになります。
エタノールは体内に入ると、酵素の働きにより、最終的に水と二酸化炭素に分解されて、汗や尿、呼気から排出されます。

アルコールは麻酔作用によって脳をマヒさせ、「酔った」状態を作ります。
酔いの程度は、脳内のアルコール濃度によって決まりますが、脳細胞のアルコール浸透度を測ることは不可能なので、かわりに血中のアルコール濃度を測って「酔い」の程度を判定します。

お酒はその種類によって含まれるアルコール濃度が異なります。
飲酒した量とアルコール度数を基に摂取したアルコール量に換算すると、飲酒量のコントロールに役立ちます。

個人差や環境によっても異なりますが、純アルコール量20g~25g程度が「爽快期~ほろ酔い」の目安であり「適量」になります。

お酒種類お酒の量アルコール度数純アルコール量(約)
ワイン小グラス1杯200ml12%19.2g
ビールジョッキ500ml5%20g
チューハイ1缶350ml7%19.6g

お酒の量と、純アルコール量にも注目してください。
おおよそ同じくらいの純アルコールに対し、お酒の量は明確に違いがあります。
こちらのデータを見るとやはりワインのほうが、酔いやすく思われますね。

アルコール度数だけでは無い!!酔いやすいお酒

お酒はのむ量やアルコール度数にも関係しますが、醸造酒と蒸留酒ではアルコールを分解するスピードが異なります。
醸造酒は様々なアルコール成分が含まれたお酒であり、それぞれのアルコールを分解するのに時間がかかりますが、焼酎をはじめとする蒸留酒は揮発したアルコールのみなので、分解するのに醸造酒ほど時間はかかりません。
そのため、蒸留酒の方がお酒が抜けやすいので悪酔いしにくいお酒ではあるといえます。

醸造酒:ワイン・ビール・日本酒
蒸留酒:焼酎・ウイスキー・ブランデー・泡盛

ポイント!!炭酸割りが一番酔いやすいワケ

炭酸には、血管を広げたり血流を良くする働きがあります。
血管が広がり、さらに血流も良くなるので、のんだアルコールが脳に到達するまでの時間が早くなり酔いやすくなります。

生まれつきで体質が決まっている!?
遺伝でお酒に強い人、弱い人は決まる!!

体質によってお酒の強さには個人差があります。それは生まれつきによるものです。
アルコールは肝臓の働きでアセトアルデヒドに変わります。
さらに、アセトアルデヒドはALDH2という酵素の働きで無害な酢酸に変わるんです。

このALDH2には3つパターンがあります。

・酵素の活性が強い人
・酵素の活性が弱い人
・活性がまったくない人

コチラの3パターンのうち

お酒に強い人=アセトアルデヒドの代謝速度が速い活性型を持つ人
お酒に弱い人=代謝速度の遅い低活性型・酵素活性がまったくない非活性型を持つ人

に分類されます。

さらに非活性型はモンゴロイド(黄色人種)にのみみられる特徴なんです。
コーカソイド(白人)やネグロイド(黒人)には低・非活性型はいないのです

なるほど。どおりで外国人の方たちはお酒に強いわけですね。

さらにモンゴロイド(黄色人種)のなかでも日本人は

低活性型が37~38%
非活性型6~7%

であるといわれており、非常にお酒に弱い民族であるといえます。

お酒は大好きで、酔いやすい。
ある意味コストパフォーマンスがいいといえるのでしょうかね!?
ですが悪酔いは絶対ダメですよ!!

私達がどのパターンの型を持っているかは親から受け継ぐ遺伝子の組み合わせによって決定されるので後天的に変わることは決してありません。
たくさんお酒をのんでも、つよくなることはなりません。
ですが、酔いにくくする対策はあります。

対策として手軽にできるお酒に酔いにくくする方法4つ

1空腹時いきなりのまない、気をつけて!!

アルコールは胃と小腸で吸収されると言われています。
アルコールをのむとそのまま胃に運ばれますが、事前に何かを食していた場合、胃に残っている食べ物が壁となります。
アルコールが小腸まで行くまでに時間がかかり、空腹時と比べ酔いにくくなります。ですのでしっかりと昼食を食べておきましょう。

2たんぱく質を一緒に摂りましょう!!

たんぱく質は、肝機能を向上させてアルコールの分解速度を上げる働きがあるんです。
お肉系のおつまみを食べることを心がけましょう!

3水分をたくさん摂る!!

水分をとることでアルコールの濃度を体内で薄める効果がありますよ。
お酒と同量の水分補給をすれば、通常の1/2のスピードで酔うことができるということを覚えておいてくださいね。

4のみ方、スピードに気をつけよう!!

のむ量やスピードは個人差があります。自分の許容の範囲でのみましょう。
のまれているお酒の他にも、その日の体調も考慮しながらいただきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
酔いのメカニズムを知ることでお酒とうまくお付き合いすることができるのではないでしょうか?
自分がのんでいるお酒の純アルコール量、そして生まれつきの体質を理解することが大切です。
またワインはグラス1杯でちょうどほろ酔い状態になるんですね。わかりやすい目安としていいですね。
お酒に弱いと感じる方は今回取り上げた対策を実行してみてください。
自身が許容できるお酒の量を意識し、ほどほどを心がけましょう。
正しいアルコールの知識を理解し、楽しく上手にお酒とお付き合いしていきたいですね!!

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