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【ワイン資格試験あれこれ vol.5】ワインスクールの授業

ワインエキスパート取得のきっかけ

今回は、ワインエキスパートを目指してワインスクールに通っている友人の話をお届けします。

友人は某自動車メーカー勤務のサラリーマン。ワインに興味を持ちはじめたのは約10年前のこと。とあるワイナリーのボランティアに参加し、ワイン用ブドウ栽培に触れ、ワインをもっと知りたいと思ったのがきっかけです。それまではテーブルワインを時々飲む程度でした。

ワインエキスパート試験の前に、日本ソムリエ協会の「ワイン検定」を受験。ブロンズ、シルバーと受験し、ワインに対する知識が深まるにつれて、「ワインはわかると楽しい」と実感。造り手の想いや、歴史や宗教、経済、文化、テロワールから気候変動まで、これらが長い時間をかけて紡がれ、複雑に絡み合って一本のワインができていることに感動したそう。さらにワインの世界を知りたいという気持ちが高まり、ワインエキスパートのチャレンジを決意しました。

スクール選び

試験対策として、迷わずスクールに通うことを選択した友人。効率的に学べるということ以外にワインに関するさまざまな情報も得られるだろうという理由です。

スクール選びについては、ネットで情報収集をしたところ、大手のワインスクールの1つが「受験対策講座無料説明会」を年明け早々に開催していたので参加。講座内容のみならずスクールの雰囲気、説明会に参加している人たちの様子を含め、しっくりいったそうで、そのまま申し込みをしました。

また、講座にはいわゆる「通学」と「オンライン」がありましたが、自宅から近くはないものの通える距離だったので「通学」を選択。理由としては、在宅勤務が多い環境で自宅に籠るよりも「外に出る」ことでモチベーションアップにも繋げたかったから。確かに、スクールでの緊張感はいい刺激になるかもしれません。

スクールに通いはじめて・・・

友人が通っているのは日曜日のクラスで、受講生は24人。年齢も幅広く、男女比も半々くらいだそう。休日ということもあって、ワインを仕事にしているというよりは、ワインに関心があって受講している人(=愛好家)が多いようです。受講生の多くは開講30分前にはスクールに来て予習・復習するほど真剣。これは試験対策講座ならではの光景かもしれませんね。

このスクールが提供する資料はすべて電子データらしいのですが、受講生は印刷して書き込みをしたりノートで整理したりと自分にあった勉強法をとっているようです。講座の内容は、3月~7月までの全20回。1回2時間半の授業のうち前半の約1時間半は講義で、その後に約10分間の小テストがあります。さらにその後40~50分でテイスティングを学びます。資料はテキスト、スライドの他、講師が作成した「暗記ポイント」があるとか。

過去出題傾向を細かく分析し反映した内容で簡潔で分かりやすいそうです。それでも相当の情報量なので図解したり、ソムリエ協会教本を確認するなどが必要とか。オンラインで練習問題が容易されているので、これで自分の理解度を確認するのに役立っているそう。さらに受講生用に用意されている「オンライン問題集」もあり、さまざまな学習ツールが揃っているのは非常に便利だそうです。

テイスティングでは、まずしっかりと「香り」がとれるようにすることとワインに関して言語化できるようにするという点に重きを置いてレクチャーがあるとのこと。

講師については、最新の情報を正確かつ明瞭、簡潔に説明してくれ、雑談や豆知識はたまに程度。講師業としてもプロフェッショナルさを感じているようです。

ということで、ワインスクールに通うだけあって、合格を目指してまっしぐらな様子が伺い知れますね。日本ソムリエ協会のソムリエ/ワインエキスパート試験の1次試験(筆記)は7月下旬から8月にあります。そこで合格しないと2次試験に進めないので、まずは1次試験突破を目指し、これからまさに追い込みシーズンです。

そういえば、Loin のたかひろ店長も今年ワインエキスパートにチャレンジします!今、まさに猛勉強中。

2022年度の合格目指して奮闘する方々の姿を引き続きお届けしたいと思います。みなさん、一緒に頑張りましょう。

END

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